こんなところならユキノシタが自生するだろうかと覗き込んでみたけど、このところの少雨で干上がっていて、湿気を好む植物には厳しい状態。
すると、スーパーの袋を提げた年配の婦人がわざわざ近づいてきて「カモの赤ちゃんを見てるんですか?」
「えーっ、こんな狭いとこにカモがいるんですか」と思わず問い返す。幅2メートルくらいで、水もないのに。
よくよく聞けば、もっと下流に進むと、5羽の雛を連れた母ガモが泳いでいるそうな。
「こーんなにちっちゃくて可愛いんですよ」と、てのひらにのせてみたかのようなしぐさ。
それは耳より情報だと、遠回りして水路沿いに下っていきました。
しばらく行くと、幅が広くなり、水もだいぶ増えてきました。それでもよどんだ汚い水溜りのような感じ。
さらに歩くと、あれ、いつの間にか水路が川になってる。そっか、ここにつながっていたのかー。
よく通る道なのに、水の流れに思いをはせたことなどなかったのです。周りはビルが立ち並び、車の通行も多くて、いつも鴨夫婦を見かける広い川とはダンチの環境。
橋の上から川面を眺めると、少ない水は泥色で、水草も生えてるけど、投げ捨てられたゴミがいっぱい。白いのはスーパーやコンビニのレジ袋。ほかにカップ麺の容器やビニール傘など、市民のモラルの程度が知れるなあ。
干上がったコンクリートの岸で、わりと大きめの亀が日向ぼっこをしていました。鴨の代わりに亀の写真を撮って帰ろうとしたら・・・。

おお、やってきました、鴨の親子。確かに遠目だとてのひらに乗るくらいの大きさに見えます。
ともにかなり濃いめの茶色で、汚い水面が保護色になって目立ちません。


つかず離れず、列を成して泳いだり、サークルになったり、ほほえましい情景です。
たくましく育つんだぞ。