この界隈は市内でも高級住宅地です。
小さな公園で、捕虫網を手にした子どもたちが騒いでいました。昆虫採集はすたれかけたとはいえ、虫はいつの時代にも子どもたちの興味の的ですね。
木々の間の高いところを黒いアゲハが舞っていきました。
あ、クロアゲハだ。
そう思って目で追ったら、近くにいた老婦人が、孫らしい男の子に
「あれはナガサキアゲハよ。しっぽがないからね」
と説明したのです。
おばあさん、さすが!
視力も抜群ですね。
クロアゲハやカラスアゲハは後翅の先端が細長く伸びています。これを尾状突起といい、アゲハらしい優美な姿を特徴づけています。ナガサキアゲハにはそれがなく、いくぶん丸っこくてかわいい感じです。
シーボルトが名付け親だとどこかで読んだ記憶があります。長崎原産というわけではなく、海外にも分布しています。アジアには尾状突起を持つものもいるとか。
ともあれアゲハの写真を撮りたいとはずっと思っているのですが、なかなかチャンスがありません。
これはなんという蝶か知らないけど、ちょっと疲れたように休憩していました。
よく見ると翅のまわりがギザギザで一部亀裂も。3センチにも満たない小さな蝶ですが、波乱万丈の蝶涯を送ってきたのでしょう。あと少し、がんばって長生きしなさいね。
付記:
色あせたベニシジミかも。