ある朝気がかりな夢から目をさますと、巨大な虫に変っていた。
・・・おなじみカフカ『変身』の冒頭であります。
夢とは怖かったり荒唐無稽だったりへんてこだったりするものですが、「気がかりな」夢とはどのような類でありましょう。
具体的な内容はすでに思い出せないけど、夢を見たこと自体が妙に後を引き、気になってならないような・・・。
今朝、なんだかそういうふうな夢を見たような気がするのですよ。そして起きたとたん、唐突に『まちぶせ』という歌が心に浮かんで離れないのです。つい口ずさんじゃったり。ぎえー、むしろ毒虫になりたい。
振り払うために朝ごはん前からディープ・パープルを(小音量で)かけたりしたけど、終わったらまたぶり返すありさま。
それにしてもあの「まちぶせ」、なんとえげつない歌詞。へ、ユーミンですか。
あれこれ小手先のテクを弄してモノにしたところで、相手は女の子をポイポイ捨てるようなプレイボーイでしょ、自分もじき振られるのは目に見えてるじゃん。
と、他愛ない歌謡曲の中身にイチャモンつけるなんざ、テレビを見てうなずいたり怒ったりする爺さま婆さまとおんなじレベルだわん。
気を取り直して先の疑問に戻ります。
「気がかりな夢」をドイツ語でどういうんだろと、"Die Verwandlung"で検索したら、"unruhigen Träumen"というフレーズに当たりました。辞書を引くと、unruhigは落ち着かない、そわそわした、不安な、動揺している、安らかでない、等。Traumは夢。それってtrauma(トラウマ)の親戚かと思ったら、全然関係ないみたい。
ともあれ、どんな夢だったか、すでに忘却の彼方。
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