「ホテル食パン」ってどこが発祥なんでしょうね。「ホテルの朝食に出るような上質のパン」といったイメージで名づけられたのでしょうが、昔のホテルはバターロールやクロワッサンが定番じゃなかった?
そのホテル食パン、そのへんの小さなパン屋さんでもたいてい見かけます。
普通の食パンよりもきめが細かく、そこはかとない高級感が漂います。値段も食パンが1斤220円くらいなのに比して、ホテル食パンは280円〜320円はしてました。
次第に普通の食パンは姿を消し、ある店では「玄米食パン」と「ホテル食パン」、別の店では「ミルク食パン」と「ホテル食パン」みたいなラインアップとなりました。要は実質値上げじゃないですか。
某パン屋さんでは食パンはホテル食パンしかなく、それがやけにおいしいんです。おまけに210円という安さ。
その安いホテル食パンが先日はセールで168円だったので、思わず買いました。
うーん、ふわふわで甘くて、やっぱりおいしい。
軽くトーストしてバターをたっぷり塗ると何枚でも食べられそう。柔らかいままクリームチーズをはさんでもグッド。
でも、「やけに」と表現したように、いささか違和感のあるおいしさなんですよね。
その正体がなんなのか、改めて考えてみました。
自分とこで焼いたのを透明ポリ袋に入れて売ってて、成分も消費期限も不明なので、想像するしかありませんが。
おいしいと感じさせるのは「甘さ」と「油分」です。一般の食パンよりも指がべたつくんです。
菓子パンほど甘くなく、デニッシュほどぎっとりしてないけど、砂糖と油脂の割合をかなり高くして、俗受けするおいしさを狙ったようです。食パンとしては邪道の部類だなー。
たまにはこういうパンもいいんだけど、本物のおいしい食パンの味わいも知っておかないと、舌がなまっちゃうぞ。

トーストして、発酵バターをたっぷり、さらにジャムをごっそり。
1枚でも、1日分のカロリーを超えそうな勢いです。
肌理の細かいパンは焼かないでブルサンなどクリームチーズ系を塗ってもおいしいですね。
イギリスパンの本物はおいしいんでしょうけど、近所のチャチなパン屋さんではあまり見かけず、たまに出会っても、ちょっと縦長でキメの粗いのにそういう名をつけて売ってる程度のものです。現実にイギリスで出てくるパンは四角で極薄切りで、トーストしたら中まで固くなるような代物だから、日本人の口には合わないみたいな。